安南(ベトナム)の金貨と銀貨:歴史的意義と資源

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安南(ベトナム)の金貨と銀貨:歴史的意義と資源

Landscape with Vinh Tranh Pagoda in My Tho, the Mekong Delta, Vietnam


安南(現在のベトナムの一部)は、歴史的に金と銀を産出していました。これらの貴金
属は、安南の貨幣制度において重要な役割を果たし、特に金貨は帝国の権威を象徴して
いました。

【安南の金資源と金貨】
安南では、歴史的に金が採掘されており、その産出量は時期によって変動しました。
金は主に王室の権威を示す金貨の鋳造に使用されました。

●紹治帝の金貨(1841~1847年):純金で作られ、約3.80グラムから4.14グラムの
 重量がありました。デザインには、「三多」のモチーフや中国の文字が見られます。

●嗣徳帝の金貨(1848~1883年):「1 lượng(ラング)(10銭)」金貨など、様々な
 額面が存在しました。表面には皇帝の名前と「萬世永賴」の銘文、裏面には儒教の
 詩が刻まれています。

これらの金貨は、重要な取引や高官への贈答品として使用され、その存在は安南の富と
権力を示していました。

【安南の銀資源と銀貨】
安南は銀の産出地でもあり、銀はより一般的な流通手段である銀貨の鋳造に用いられました。

●明命帝の銀龍ドル(1834年):約27グラムの重量で、表面には龍の図案、裏面には
 皇帝の名前が刻まれた、アジアで初期の西洋式ドル銀貨の一つです。

●紹治帝の銀貨(1841~1847年):太陽、月、五つの惑星のモチーフが見られます。

●嗣徳帝の銀貨(1848~1883年):「仁徳」銘を持つ9銭銀貨や、蝙蝠が描かれた
 「五福」5銭銀貨などが発行されました 。

これらの銀貨は、日常の取引に広く用いられ、安南の経済活動を支えました。

【金銀貨の歴史的意義】
安南の金貨と銀貨は、単なる通貨としてだけでなく、当時の政治、経済、文化を反映する
重要な歴史的資料です。金貨は皇帝の権威を象徴し、銀貨は人々の生活を支える基盤でした。

内部リンク

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外部リンク

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