
商品説明
当金メダルは、ドイツの自由都市ハンブルクで、提督府設立の航海学校創立100周年を記念、また、
19世紀に入った新世紀を記念して、1801年に発行されたバンク・ポルトガレッサー型の
10ダカット大型金メダルです。
「ポルトガレッサー」とは元々、15〜16世紀頃のポルトガル大型金貨に由来し、それを北ドイツ商人圏が
模倣・発展させ、ハンブルクなどで巨大金貨様式として定着しました。
その後、17世紀以降になると、実際の流通金貨というより、都市の威信、銀行・商人の信用、贈答、
記念メダルとして発展したものが、「バンク・ポルトガレッサー」です。
特に有名なのが、ハンブルク銀行(1619年設立)と結びついた系譜です。ハンブルクは当時、
北欧、バルト海、オランダ、イギリスを結ぶ重要商業都市で、「銀行信用」を象徴する大型金メダル的存在として、
バンク・ポルトガレッサーが扱われました。
ハンブルク系バンク・ポルトガレッサーは、巨大サイズ、都市紋章、商業寓意(帆船、海神ネプチューン等)など、
「海運都市ハンブルク」のアイデンティティーが出ているのが特徴的です。
そのハンブルク系バンク・ポルトガレッサーが、今般のハンブルク提督府設立の航海学校創設100周年記念、
および、19世紀に入った新世紀を記念して発行された大型金メダル、ポルトガレッサーです。
表面の左方は、時の神クロノスが、左手に、「時はすべてを刈り取る」鎌と、永遠を意味する「蛇が自分の尾を噛んで輪になった」
蛇の輪(ウロボロス)を握り、右手では、様々な船首飾りがぶら下がった柱に、中央にポルトガル紋章が入った盾をぶら下げ、
その盾のの上に勝利・栄誉を意味する「月桂冠(花輪)」を掲げている図、表面の右方は、船舶・海運を意味する「舵」(舵棒・舵板)が
立てかけられ、背後に商業・交易を意味する「蛇の杖」が配置され、下部に貿易・取引により得られる繁栄・富を意味する
「豊穣の角」に果実・農産物が込められ、商業神メルクリウスの羽根付き帽子が描かれています。
周囲には、「FORTDAUERNDES GELINGEN(絶え間ない成功)」の銘文が刻まれています。
裏面は、中央に、「DEM NEUEN JAHRHUNDERTE」(新たな世紀へ)「DIE HAMBURGISCHE ADMIRALITÄT IM JAHR 1801」
(1801年のハンブルク提督府)と銘文が、樫と椰子の枝に囲われて刻まれています。
バンク・ポルトガレッサーといえばハンブルク、ハンブルクのアイデンティティーは海運都市、
港湾都市の寓意が、航海学校の設立記念(および新世紀記念)を機に、そのポルトガレッサーに如何なく盛り込まれ、
単に豪華な大型金メダルを超えた、「バンク・ポルトガレッサー」の定義・原点そのものが、自身のアイデンティティーを
体現する大型金メダルです。
当コインをお勧めします。
商品仕様
| 発行国 | ハンブルク(ドイツ) |
|---|---|
| 発行年 | 1801年 |
| 通貨単位 | 金メダル(ポルトガレッサー) |
| 直径 | 約45.0 mm |
| 重量 | 34.64 g |
| 構成 | 金 |
| 純度 | .986 |
| グレード | AU58 |
| 鑑定機関 | NGC |
| NGC証明書番号 | 2175212-046 |