
商品説明
当銀貨は、イタリアのヴィットリオ・エマニュエーレ3世(在位:1900年〜1946年)の統治下、
造幣局保存・収集家向け目的にて1937年に発行された20リラ銀貨です。
20リラ銀貨は、初年度1936年は通常の流通貨として発行されていましたが、
翌年1937年より5年間、少数発行(✴︎)され、主に造幣局保存・収集家向け目的により発行されました。
(✴︎)1937年:50枚/年、1938年〜1941年:20枚/年
1937年から極少発行が始まったのは、イタリアを含め、欧州がナチスドイツとの戦争を意識し始め、
戦争に備え、イタリアは大量の銀を使用する流通貨を発行することを控えたことからでした。
ただし、完全にゼロ発行とはせずに、ごく少数の発行を維持、5年間に50枚/年〜20枚/年発行し、
主に造幣局保存・収集家向けを目的に発行されました。ナチスドイツの軍靴が近づいてる中に
ごく少数発行され、苛烈な戦争を潜り抜けたサバイバー銀貨です。
当極少発行の20リラ銀貨含め、20リラ銀貨全体につき、表面裏面、エッジについて、下記参照ください。
表面 :ヴィットリオ・エマヌエーレ3世の左向き肖像
裏面中央 :イタリアを象徴する寓意的な女性像が、右手に勝利の女神像、左手にファスケス(束桿)を持っており、
右に向かって進む4頭立ての馬車に乗っている(通称:クアドリガ(Quadriga))
裏面左側 :ファシスト暦(ファシスト元年:1922年10月28日)、発行年(西暦)
裏面下部 :両側にファスケス(束桿)があしらわれ、王冠を戴いたサヴォイア家の紋章、
ミントマーク、額面、彫刻家の名前(✴︎)
(✴︎)ジュゼッペ・ロマニョーリ(Giuseppe Romagnoli)
エッジは、「★ FERT ★ 結び目 ★ FERT ★ 結び目 ★ FERT ★ 結び目〜」 とパターンが繰り返し刻まれており、
「★ FERT ★ 結び目」の1セットがサヴォイア家のシンボルです。1861年にサヴォイア家がイタリア王家になり、
以後、発行される通貨のエッジには、サヴォイア家のシンボルが刻まれるようになりました。
★ :サヴォイア家の家臣・盟友の結束・忠誠、王国勲章
結び目:王家装飾の一つ
FERT :下記参照
FERTは、イタリア王家のサヴォイア家のモットーで、17〜18世紀頃に王朝モットーとして定着した
ラテン語標語です。この4文字は標語の頭字語だと考えられていますが、何を表しているのかは
時の流れとともに失われてしまいました。 説には次のものが考えられています。
1. Foedere Et Religione Tenemur (ラテン語「条約と宗教が我々を縛る」)
2. Fortitudo Eius Rempublicam Tenet (ラテン語「彼の勇敢さ [または力] が国家を維持する [または守る]」)
3. Fides Est Regni Tutela (ラテン語「信仰は [我々の] 王国の守護者である」)
4. Ferre(ラテン語「彼/彼女/それが苦しむ/負う」の三人称単数現在能動直説法、イエスが世界の罪を負ったことに関連)
当20リラ銀貨は、NGCにて単独トップグレード、PCGSではMS64がトップグレードのため、
NGC/PCGS両サービスにてトップグレードです。
当コインをお勧めします。
商品仕様
| 発行国 | ローマ(イタリア) |
|---|---|
| 発行年 | 1937年 |
| 通貨単位 | 20リラ |
| 直径 | 35.5 mm |
| 重量 | 20.00 g |
| 構成 | 銀 |
| 純度 | .800 |
| グレード | MS64 |
| 鑑定機関 | NGC |
| NGC証明書番号 | 6638007-019 |