
商品説明
当金貨は、ローマ帝国(紀元前27年〜紀元後476年)にて、政治的安定と経済的繁栄を享受した
帝国黄金期と呼ばれる五賢帝時代のうち、第4代皇帝アントニヌス・ピウス(在位:138年~161年)の
治世下、皇帝の娘のファウスティナ2世へのアウグスタ(※)称号付与を機に発行されたアウレウス金貨です。
(※)後述
欧州文明の形成・発展に大きな影響を与えた国家の一つが、のちに東ローマ帝国に繋がる、ローマ帝国です。
ローマ帝国は紀元前27年に成立し、その後、東西が分割、西暦476年に西ローマ帝国が滅亡した後も、
帝国の東半分は東ローマ帝国として存続し、西暦1453年のコンスタンティノープル陥落まで続きました。
法制度、行政制度、貨幣制度、道路網、都市建設など、後世の欧州社会の基盤となる多くの仕組みは
ローマ帝国時代に整備されました。
当金貨は、ローマ帝国が最も安定し繁栄した時代の一つとされる五賢帝時代(西暦96年~180年)に属します。
五賢帝とは、ネルウァ帝、トラヤヌス帝、ハドリアヌス帝、アントニヌス・ピウス帝、マルクス・アウレリウス帝の
5人を指します。実子への継承を優先するのではなく、養子による能力本位の皇位継承が機能したことで、
帝国は長期にわたり政治的安定と経済的繁栄を維持しました。
当金貨の肖像であるファウスティナ2世は、五賢帝の第4代皇帝アントニヌス・ピウス帝の娘であり、
第5代皇帝マルクス・アウレリウス帝の妻です。また、後に皇帝となるコモドゥス帝の母でもあります。
コモドゥス帝は、映画『グラディエーター』に登場する皇帝としても知られています。
表面:ファウスティナ2世の右向き肖像
銘文:「FAVSTINA AVGVSTA AVG P II」
FAVSTINA:FAUSTINA=ファウスティナ(2世)
AVGVSTA:AUGUSTA(アウグスタ)=皇室女性に与えられる最高の尊称(皇帝の妻、母、娘、姉妹など)
AVG:AUGUSTUS(アウグストゥス)=皇帝に与えられる最高の尊称
P II:アントニヌス・ピウス
ファウスティナ2世は、ローマ帝国五賢帝の第4代皇帝アントニヌス・ピウスの娘であり、
この銘文は、父、皇帝アントニヌス・ピウスの後ろ盾を受け、アウグスタの称号を得た、
ファウスティナ2世が皇室の正統な後継ラインであることを示しています。
裏面:美の女神ヴィーナス(VENUS)が右手にリンゴ、左手に笏(しゃく、王権の杖)を
持って立っている肖像。リンゴは「パリスの審判」(※)に由来するヴィーナスの象徴です。
銘文:「VENVS」
VENVS:VENUS(ヴィーナス)
(※)ギリシャ神話において、ヘラ、アテナ、アフロディーテ(ヴィーナス)の三女神のうち、
最も美しい女神をトロイア王子パリスが選ぶ逸話
NGCがラベルに記した147年〜175/6年は、ファウスティナ2世がアウグスタの称号を得てから亡くなるまでであり、
発行期間を意味するものではありません。表面に、アウグスタ、アントニヌス・ピウスと記されているため、
発行期間は、アウグスタ称号付与(147年)〜アントニヌス・ピウス逝去(161年)と推定されます。
当金貨はNGCにてAU(準未使用)、Strike(打刻):5/5、Surface(表面):5/5とダブルファイブの逸品です。
当金貨をお勧めします。
商品仕様
| 発行国 | ローマ(現イタリア) |
|---|---|
| 発行年 | 147年〜161年(推定) |
| 通貨単位 | 1アウレウス |
| 直径 | 約19.0 mm |
| 重量 | 7.13 g |
| 構成 | 金 |
| 純度 | .098〜.099(推定) |
| グレード | AU(準未使用) Strike(打刻): 5/5 Surface(表面): 5/5 |
| 鑑定機関 | NGC |
| NGC証明書番号 | 4531510-004 |