ニュルンベルクの都市景観、6ダカット金貨を時間軸に沿って検証します。
記録が取れる2005年4月から、当時はMS62にて$15,000の評価、
2008年1月にはスラブが外され、裸コインで$16,000の評価、
2020年11月にオフスラブのまま、裸コインで$97,453(USD換算)の評価、
2023年8月にスラブ化、MS62+にて$90,000の評価でした。
当6ダカットは約18年で6倍まで上昇、片やS&Pは同期間比較で3.8倍、
価格上昇率は素晴らしいです。
大化けするコインが2005年当時は$15,000であり、
良いコインには早めに入っておくことをお勧めする良い事例です。
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当金貨は、フランスのルイ14世が1688年に始めた侵略戦争(アウクスブルク同盟戦争/ファルツ戦争)が
9年間続き、1697年に終結してライスワイク条約(和議)が成立、条約成立1周年を記念して、1698年に
ニュルンベルクで発行された都市景観デザインの6ダカット金貨です。
フランスのルイ14世は、対外的には領土的野望から1688年にファルツ侵攻を開始、対内的には
プロテスタントの弾圧に乗り出し、プロテスタント諸国はフランスに脅威を感じ、オランダ、
スウェーデンなど新教国と神聖ローマ帝国、スペインの旧教国がアウクスブルク同盟を結成しました。
フランスとアウクスブルク同盟との戦いは9年間に及び(1688年〜1697年)、一進一退を繰り返して
長期化し、厭戦ムードの広がりから、1697年に戦争終結のライスワイク条約が締結されました。
ライスワイクの和議が成立してから1周年を記念して、神聖ローマ帝国のニュルンベルクで
都市景観が描かれた6ダカット金貨が発行されました。
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