アンティークコインの価格上昇を簡単な経済学から解説(難しくない、はず。。)

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アンティークコインの価格上昇を簡単な経済学から解説(難しくない、はず。。)

★価格決定のメカニズム:
市場価格の決定メカニズムは、縦軸を価格、横軸を取引量とすると、
一般的には、右下がりの需要曲線と、右上がりの供給曲線が交差する点で、
市場の均衡価格が決定されます。

★アンティークコインの特徴①【垂直の供給曲線】:
アンティークコインは追加供給が一切なく、通常、価格が上がれば供給量も増えるような
一般的な右上がりの供給曲線にはならず、価格がいくら上がろうとも供給量が不変であるため、
供給曲線はある供給量を起点に、垂直に上がる軌跡をとります。

★アンティークコインの特徴②【傾きが急な需要曲線】:
アンティークコインへの需要は、価格が下がれば需要が増え、価格が上がれば需要が減る、
という一般的な右下がりの需要曲線を描きつつも、価格が大きく上がれば需要が大きく減る、
ということはなく、価格が大きく上がろうとも需要がそれほど大きく減らない、
傾きが急な需要曲線を描くことになります。

★アンティークコインの価格決定の特徴【需要曲線が右シフト】:(※)
垂直の供給曲線、右下がりの傾きが急な需要曲線が交差する点で、市場の均衡価格が
決定されますが、需要が伸びることにより、需要曲線が右にシフトすると、
垂直の供給曲線と均衡する価格は垂直的に上昇します。傾きが緩い需要曲線が
同量の需要分右にシフトした場合より、価格の上昇分は大きく、より大きく価格は上昇します。

★アンティークコインの価格決定の特徴【供給曲線が左シフト】:
垂直の供給曲線、右下がりの傾きが急な需要曲線が交差する点で、市場の均衡価格が
決定されることは前述(※)と変わりませんが、前述(※)では、需要サイドに着目し、
需要増は短期的にも(長期的にも)発生、需要曲線が右シフトすると記述しました。

この項では、供給サイドに着目、新たな供給は無いものの、中長期的には、
世界で散り散りに現存しているはずのアンティークコインが、管理や保管の悪さ、
所有者死亡による遺産滅失、紛争等による滅失により世界での絶対数が減少、
垂直の供給曲線が左シフトすることになります。すると右下がりの傾きが急な需要曲線は
なんらシフトしていないにも関わらず、垂直の供給曲線が左シフトするだけで、
価格が垂直的に上昇することになります

●結論:
アンティークコインは経済理論からも価格上昇が見込める。

●雑記:
株式投資で、暴落した時に買え、押し目買いせよ、などと言われますが、
その理由は、一回下落側に圧力が加わったら、その後は反動で上昇側に圧力が加わるはず、
価格は上がるはずなので、暴落時・押し目の時に買え、というのが株式投資格言です。
かたや、アンティークコインは追加供給が存在しないので、価格下落要素が存在しない、
いつも買い時というフィーバー状態なのです。しかも、株式や債券(国債含む)は、
発行体の支離滅裂な政策、銭ゲバ的な政策などに振り回されますが、
アンティークコインはそんな世俗的な混乱から解放され、純粋に価値創造を時間かけて
楽しむという、そんな投資対象です。

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