こちらは資産を育てる方法ではありません。
既存の資産を守る方法、減らさないようにする方法を、いくつかの観点から書いています。

★情報の保護・プライバシーの確保・匿名性の確保

資産や取引に関する情報、これらの当事者の個人情報は、極力、制限・秘匿・保護し、
その事実、その情報がそもそも存在しないかのようにすべきです。

資産の取得、保有、売却に関して、報告、申請、登記、登録等が必要な属性の資産や、
これら報告等の行為を当事者がしなくとも、当事者以外の情報取得者・情報保有者が
当事者の同意不同意、認識不認識に関係なく報告等の行為をするような属性の資産は、
その取得、保有を一旦再考した方が宜しいでしょう。

★①物理性・②流動性・③価値保存性のある資産

①物理性のある資産は、持ち運びが可能であり、必要に応じて他に移動することができます。
何らかの状況が発生した場合、資産を安全な場所に移動することができます。自分の手から
物理的に離れた資産は、管理・保管している者によりいかようにも操作されます。また、
所有していると思っていたデジタル上の資産は、管理・保管している者から無効・不存在等の宣言、
管理放棄等されて、アンコントローラブルになる可能性があります。

②流動性のある資産は、他の商品・サービスへの交換可能性の高い資産とも言い換えられますが、
必要に応じて他の物品やサービスと交換することが容易である為、何らかの状況が発生した場合、
資産を物理的に移動した先でも、交換可能性の高い汎用性のある資産は、即時的な交換が可能、
無理に売却をせざるを得ない状況は無くなり、損切りによる第三者への価値移転・流出・収奪は
排除できます。

③価値保存性のある資産は、インフレ等が起きても、インフレと同テンポあるいはそれ以上に
テンポ早く価値が駆け上がり、貨幣価値の下落を補ってあまるようになります。資産収奪の機会は、
第三者からの直接的なもの以外、インフレのような第三者がいない間接的なものもあり、
価値保存性のある資産は、インフレのようなステルス資産収奪の機会をも排除することができます。

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