
商品説明
当金貨は、スペイン・ハプスブルク朝の国王フェリペ4世(在位:1621年〜1665年)治世下、
1646年にセビリア/スペインで発行された4エスクード金貨です。
この2年後の1648年、ヨーロッパを30年にわたり疲弊させた三十年戦争がウェストファリア条約によって終結し、
スペインはこれを境に大陸における覇権の座を徐々にオランダやフランスへ譲っていくことになります。
本金貨が打たれた1646年は、その大きな転換点を目前に控えた時期にあたります。
当時のスペインは、三十年戦争に加えて、1640年に始まったポルトガルの独立戦争、同じく1640年に勃発した
カタルーニャの反乱、フランスとの戦争と、複数の戦線を同時に抱えていました。これらの戦費を賄う原資となったのが、
新大陸から大西洋を渡って運ばれてくる金銀です。
セビリアは、新大陸との交易を独占的に扱う通商院(カサ・デ・コントラタシオン)が置かれた港湾都市であり、
運び込まれた地金はセビリア造幣局で規定の重さ・純度の金貨に打ち直され、国庫に組み込まれていきました。
本品もまた、こうした戦時下の財政需要の中で鋳造された一枚です。
この時期にセビリアで鋳造された金貨は「コブコイン」と呼ばれ、当コブコインは1646年に発行されました。
裏面の十字紋様側の周囲の銘文内に「スペイン王」と「1646年」が刻印されているはずが、状態から、
読み取れないのが現状です。
セビリア鋳の当4エスクード金貨は、NGCにて唯一1点のみ鑑定されているオンリーワングレードです。
PCGSには存在せず、NGC鑑定された当4エスクード金貨(セビリア鋳)が世界で一点のみです。
スペイン・ハプスブルク朝にて、三十年戦争の終焉を目前に控えた時代、遠い新大陸からセビリアへと運ばれた金は、
最大通貨単位(8エスクード)に次ぐ大型金貨4エスクード金貨となり、現在まで唯一1点生き延びることになり、
当時のスペインを知る生き証人のコインとなりました。
当金貨をお勧めいたします。
商品仕様
| 発行国 | セビリア(スペイン) |
|---|---|
| 発行年 | 1646年 |
| 通貨単位 | 4エスクード |
| 直径 | 約29.00 mm |
| 重量 | 13.50 g |
| 構成 | 金 |
| 純度 | .917 |
| グレード | AU55 |
| 鑑定機関 | NGC |
| NGC証明書番号 | 2867654-001 |

