
商品説明
当銀貨は、イタリアのヴィットリオ・エマニュエーレ3世(在位:1900年〜1946年)の統治下、
造幣局保存・収集家向け目的にて1938年に発行された5リラ銀貨です。
5リラ銀貨は、当初は通常の流通貨として、1936年〜1937年に発行されていましたが、
翌年1938年より4年間、年間発行20点のみ、造幣局保存・収集家向け目的により極少発行されました。
1938年から極少発行が始まったのは、イタリアを含め、欧州がナチスドイツとの戦争を意識し始め、
戦争に備え、イタリアは大量の銀を使用する流通貨を発行することを控えたことからでした。
ただし、完全にゼロ発行とはせずに、ごく少数の発行を維持、4年間に年20枚のみ発行し、
主に造幣局保存・収集家向けを目的に発行されました。ナチスドイツの軍靴が近づいてる中に
ごく少数発行され、苛烈な戦争を潜り抜けたサバイバー銀貨です。
当極少発行の5リラ銀貨含め、5リラ銀貨全体につき、表面裏面、エッジについて、下記参照ください。
表面 :ヴィットリオ・エマヌエーレ3世の左向き肖像
裏面中央 :4人の子供と共に座る豊穣の女神
裏面中央左側:王冠を戴いたイタリア王家のサヴォイア家の紋章と発行年
裏面中央右側:ファシスト暦(ファシスト元年:1922年10月28日)、ファシストのシンボル(ファシオ・リットル)
裏面下部 :ミントマーク、額面、彫刻家の名前(✴︎)
(✴︎)ジュゼッペ・ロマノーリ(Giuseppe Romagnoli)
エッジは、「★ FERT ★ 結び目 ★ FERT ★ 結び目 ★ FERT ★ 結び目〜」 とパターンが繰り返し刻まれており、
「★ FERT ★ 結び目」の1セットがサヴォイア家のシンボルです。1861年にサヴォイア家がイタリア王家になり、
以後、発行される通貨のエッジには、サヴォイア家のシンボルが刻まれるようになりました。
★ :サヴォイア家の家臣・盟友の結束・忠誠、王国勲章
結び目:王家装飾の一つ
FERT :下記参照
FERTは、イタリア王家のサヴォイア家のモットーで、17〜18世紀頃に王朝モットーとして定着した
ラテン語標語です。この4文字は標語の頭字語だと考えられていますが、何を表しているのかは
時の流れとともに失われてしまいました。 説には次のものが考えられています。
1. Foedere Et Religione Tenemur (ラテン語「条約と宗教が我々を縛る」)
2. Fortitudo Eius Rempublicam Tenet (ラテン語「彼の勇敢さ [または力] が国家を維持する [または守る]」)
3. Fides Est Regni Tutela (ラテン語「信仰は [我々の] 王国の守護者である」)
4. Ferre(ラテン語「彼/彼女/それが苦しむ/負う」の三人称単数現在能動直説法、イエスが世界の罪を負ったことに関連)
当5リラ銀貨は、NGCにてトップグレード、PCGSでは評価実績数が無い、またはNGCより少ない中、
NGCトップグレードを超える、突然のハイグレードが出現することがあり、その存在については考慮外として、
当5リラ銀貨は実質の単独トップグレードです。
当コインをお勧めします。
商品仕様
| 発行国 | ローマ(イタリア) |
|---|---|
| 発行年 | 1938年 |
| 通貨単位 | 5リラ |
| 直径 | 23.0 mm |
| 重量 | 5.00 g |
| 構成 | 銀 |
| 純度 | .835 |
| グレード | MS65 |
| 鑑定機関 | NGC |
| NGC証明書番号 | 6635674-012 |