

商品説明
当銀貨は、現在はドイツのザクセン=アンハルト州マンスフェルト郡に位置する、
マンスフェルト伯領ボルンシュテット領主で1774年に発行されたターラー銀貨です。
マンスフェルト家の起源は10世紀にまで遡り、神聖ローマ帝国の中で一定の役割を担い、
特に鉱業、銅と銀の採掘活動が盛んで、帝国領内の経済の発展に大きく貢献しました。
マンスフェルト伯領は、プロテスタント宗教改革の重要人物、マルティン・ルターが
育った場所で知られ、世界中のルター巡礼者に「ルター街道」の一部として知られています。
マンスフェルト伯領は1540年にいくつかの系統に分裂した際に、ボルンシュテット伯領が
成立したものの、1580年に伯爵位(帝国直属の地位)から領主に降格、1794年まで存続し、
その後、ザクセン選帝侯領に併合されました。
当銀貨は、ボルンシュテット領主の存続終期、1774年に発行されていますが、発行主体は
ボルンシュテット領主であるものの、鋳造はボヘミア王国のプラハで行われました。
ボルンシュテット領主は自前の鋳造所を持っておらず、1747年まではアイスレーベン(都市)で
鋳造されていましたが、18世紀後期から、同じローマ帝国内ではあるボヘミア王国プラハに
鋳造委託をしていました。明確な文献にはないものの、マンスフェルトでの銀産出量の低下、
ボヘミアでの継続した銀の算出、プラハ鋳造所の技術度の高さ、などから、ボヘミア王国
プラハに鋳造委託したものと思われます。
そのマンスフェルト伯領ボルンシュテット1ターラー銀貨は、NGCにて、MS65は、
1ターラー銀貨全体でも単独トップグレード、PCGSではMS63止まり、
NGC/PCGSにてトップグレードです。
今や主要カテゴリーでトップグレードを取ることは不可能に近く、それでも
コレクター戦略は、ニッチでもトップグレードを押さえていく、その戦略の下、
当銀貨は、ニッチ戦略で得ていくトップグレード品として最適です。
当コインをお勧め致します。
商品仕様
発行国 | プラハ(ボヘミア王国(現在:チェコ共和国)) |
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発行年 | 1774年 |
通貨単位 | 1ターラー |
直径 | 40.7mm |
重量 | 28.026g |
構成 | 銀 |
純度 | 不明 |
グレード | MS65 |
鑑定機関 | NGC |
NGC証明書番号 | *******-*** |