商品説明
当金メダルは、18世紀にドイツのシュトゥットガルト(現バーデン=ヴュルテンベルク州)で
発行された1/2ダカットのクリッペ型ゴールドメダルです。
クリッペ型ゴールドメダルは、同じドイツのニュルンベルクのラムダカットと同じく、
著しく人気のカテゴリーであり、トップグレード、オンリーワングレードは早く
押さえておくべき逸品です。
ヴュルテンベルク家は18世紀初めまでプロテスタント信仰だったところ、1733年に
男系が途絶え、統治者はカトリック信徒に移ったものの、1797年にプロテスタント信徒の
統治者が返り咲き、ヴュルテンベルク家のプロテスタント復帰を祝い、新統治者の即位記念に
発行されたものと推定されます。
シュトゥットガルト造幣所はヴュルテンベルク宮廷のプライベート造幣所の位置付けであり、
独自の造幣権を持っておらず、洗礼式、確認式、年の変わり目などのイベントの際に、宝飾品、
贈答品として製造されていました。当メダルもヴュルテンベルク家のプロテスタント復帰を
祝って発行されたものと推定されます。
表面:
HIER HEIL VERSCHAFET
:ここに魂の救済がなされた。
知恵の樹(き) :旧約聖書の「創世記」(3章9節以降)に登場する木。
アダムとイブがエデンの園にある果樹のうち、この樹の実だけは
食べることを禁じられていた、その樹木。
アダムとイブ・馬と鹿
:知恵の樹(き)の元に左右に佇む。
λ.M:3 :モーセ3章(創世記3章) λ(ラムダ)は「語る、話す」の意。
裏面:
DES BUNDES KRAFET
:連邦に(神の)力を。 ヴュルテンベルクは連邦制。
プロビデンスの目
:“キリスト教における”全能の目”、“万物を見通す目”、“神がすべてを見通す目”。
フリーメイソンのシンボルと共通。
祭壇上の十字架に張り付けのキリストとキリストの流血を受ける聖杯
:キリスト教上の魂の救済を表現。
ト音記号のようなシンボル
:彫刻家イェレミアス・ダニエル(Jeremias Daniel)の
イニシャルJ.D.をデザイン化したシンボル。
λ.IOH v.65
:ヨハネによる福音書(1章)6節5節 λ(ラムダ)は「語る、話す」の意
6節:ここに一人の人があって、神から使わされていた。その名をヨハネと言った
5節:光は闇の中に輝いている。そして、闇はこれに勝たなかった。
当ゴールドクリッペは、NGCにてオンリーワングレード、PCGSには鑑定が存在せず、
世界でたった一つの孤高のヴュルテンベルク1/2ダカットゴールドクリッペです。
当ゴールドクリッペをお勧め致します。
商品仕様
発行国 | シュトゥットガルト(ヴュルテンベルク/ドイツ) |
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発行年 | 1797年(推定) |
通貨単位 | 金メダル |
直径 | 約21.4 mm |
重量 | 1.82 g |
構成 | 金 |
純度 | 約.934(約22.4K) |
グレード | MS62 |
鑑定機関 | NGC |
NGC証明書番号 | 6682354-004 |