商品説明
当ゴールドメダルについて、1866年から1867年にかけて、イタリア南部でコレラが流行し、
コレラで苦しむ人達に対して、自ら世話を焼いたり、衛生管理サービスを提供したりした
個人・行政に対し、その功績を讃えるために、1867年に当時のイタリア国王、
ヴィクトル・エマニュエル2世(在位:1861年〜1878年)が制定した公衆衛生功労の金メダルです。
当名誉の制定自体はヴィクトル・エマニュエル2世時代の1867年であり、実際にメダルが授与されたのは、
次のイタリア国王、ウンベルト1世(在位:1878年〜1900年)時代に入ってからの1884年です。
当栄誉は3つの等級(金、銀、銅)で規定されており、貢献度、授与者などでランク付けされており、
当メダルは最上級の金メダル、イタリアの起業家・実業家・政治家のチェーザレ・ゴールドマンは
フリーメイソンに属しており、コレラ流行には積極的に慈善活動・寄付等資金援助を行ない、その後、
当功労賞の最上級ランクを受賞、メダル裏面に名前が刻印され、メダルが授与されました。
(本メダルは本人の手から離れたオリジナルの1点と思われます)
彫刻家・メダリストの名前も刻印、メダル発行当時のイタリア国王、ウンベルト1世の肖像を
手がけたカルロ・モセッテイは表面・裏面に名前が刻印、その他の彫刻家も裏面に名前が刻印されました。
=====参考=====
【起業家・実業家・政治家】
チェーザレ・ゴールドマン(Cesare Goldmann):裏面名前刻印
【彫刻家・メダリスト】
カルロ・モセッティ(Carlo Moscetti):表面・裏面名前刻印
ジュゼッペ・フェラリス(Giuseppe Ferraris):裏面名前刻印
フランチェスコ・CAV.・ビアンキ(Francesco CAV. Bianchi):裏面名前刻印
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当時のイタリアの個人・行政メンバーが国家の困難に対して無私の貢献をしたことに対して、
イタリア国家は最大限の評価・賞賛として、功労賞を授与・メダルを授与しており、
メダルは国家からの授与に相応しいスペックで鋳造されたと思われます。
その当時のイタリアが国家からの授与レベルで鋳造したハイスペックのメダルのうちでも
最上級のゴールドメダルが今般の当メダルであり、特に表面のウンベルト1世の肖像は
プルーフ仕立てで彫刻のエッジが十分に効いています。メダルの重量・直径ともに大型金貨に属し、
通常スラブギリギリに収まるほどの豪華さです。
歴史的背景もさることながら、ゴールドメダル自体の魅力が高く、当コインをお勧め致します。
商品仕様
発行国 | トリノ(イタリア) |
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発行年 | 1884年 |
通貨単位 | メダル |
直径 | 36 mm |
重量 | 35.60 g |
構成 | 金 |
純度 | .986 |
グレード | MS63PL(Prooflike) |
鑑定機関 | NGC |
NGC証明書番号 | *******-*** |