商品説明

当金貨は、ルクセンブルクのジャン大公（在位：1964年〜2000年）が国家元首への
戴冠式記念のために、1964年に鋳造・発行された試鋳貨の２０フラン金メダルです。

表面は、「ルクセンブルクのジャン大公」の刻印、および、当メダル鋳造のメダリスト、
「ジュリアン・ニーナ・ルフェーヴル」名の刻印がされています。

裏面は、戴冠式の日付(1964年12月11日)が年／月日で左右分かれて刻印、
ルクセンブルク成立のバックグラウンドであるオランダのオラニエ＝ナッサウ家のモットー、
「我、守り続けん(JE MAINTIENDRAI)」が刻印、そのモットーはオランダ総督ウィレム１世が
1815年に王家の紋章に採用した標語です。

当金メダルは試鋳貨(ESSAI／PATTERN／TRIAL)であり、そのうち、2種のバラエティーが存在、
裏面の王冠の下に、①「ESSAI」と入っているタイプ(KM-XM4b)と、②「ESSAI」が
入っていないタイプ(KM-XM4c)があります。

当試鋳貨は、上記②の「ESSAI」が入っていないタイプ(KM-XM4c)であり、
NGC内では、①と②が分類されていないカテゴリーにMS67としてランクされていますが、
NGC内には他に、KM-XM4cと銘打ったカテゴリーにMS67が存在するため、当試鋳貨は
KM-XM4cではトップグレード(同列)です。

その他、NGCにCORONATION MEDALLIC ISSUEのカテゴリーが存在しますが、
①と②が未分類であり、MS68トップグレードが①か②か、想像の域を超えることはなく、
また、PCGSではKM-XM4cはトップグレードはMS66止まりであるため、
当試鋳貨は、NGC／PCGS両サービスでエビデンスのあるトップグレード(同列)です。

ESSAI／PATTERN／TRIALでゴールド仕立て、小ぶりでもトップグレードとなると、
メリハリ大きく、振幅の大きい、希少なコインになります。

当コインをお勧め致します。

商品仕様