商品説明
当金貨は、1907年にアメリカで発行された彫刻家セント・ゴーデンスによる20ドルエキストラハイリリーフを再現、2009年に発行された20ドルウルトラハイリリーフ金貨です。
アメリカのセオドア・ルーズベルト大統領(任期:1901年〜1909年)は芸術に素養があり、それまでのアメリカの通貨が実用的なデザインに留まっている現状を打破しようと、彫刻家セント・ゴーデンスを起用し、出来上がったウォーキング・リバティーとダブルイーグルからなる新しいデザインを新通貨のデザインとして採用しました。
彫刻家セント・ゴーデンスはそのデザインが完成後に亡くなり、その後、彼のアシスタントが鋳造を試みるも、オリジナルのデザインはウルトラハイリリーフであることを含め当時の鋳造技術では実現できず、デザインの修正を繰り返して当時の鋳造技術内で実現しました。その20ドルのオリジナルデザインが現代の鋳造技術で実現可能になり、一部の変更が加えられて2009年に当20ドルウルトラハイリリーフが発行されました。
(参考:星の数:46個(オクラホマ州まで/1907年)->50個(ハワイ州まで/1959年) 年号:MCMVII(1907年)->MMIX(2009年) MOTTOの追加:”In God We Trust” 他)
当時、セオドア・ルーズベルト大統領と彫刻家セント・ゴーデンスがアメリカに新しいデザインの通貨を作ろうと立ち上がり、鋳造・発行当時は高度すぎるデザインが実現できず試行錯誤が繰り返され、そのデザインが現在の鋳造技術で当20ドルウルトラハイリリーフが蘇りました。
当20ドルウルトラハイリリーフは、NGCにてトップグレードMS70にプルーフライク評価が加わった「MS70PL」で評価されています。プルーフライクは全体の評価のうち、NGCでは15%程度、PCGSでは18%程度しか評価されていない相対的に希少性が高くなっています。
前から見ても横から見てもゴージャスな作りをしており、前から見ると立体そのものと思わせる深い彫りのウルトラ級高浮き彫り(ウルトラハイレリーフ)で作られ、横から見るとピエフォー(倍厚)並みの4mmの肉厚ある高さで作られています。当時の大統領と彫刻家がコラボして作ろうとしたデザインが完全に再現できず、102年の時を超えて2人のデザインへの思いが実現したエピソード感のある逸品です。
当コインをお勧め致します。
商品仕様
発行国 | ウェストポイント(アメリカ) |
---|---|
発行年 | 2009年 |
通貨単位 | 20ドル |
直径 | 27.0 mm |
重量 | 31.1 g |
構成 | 金 |
純度 | .999 |
グレード | MS70PL |
鑑定機関 | NGC |
NGC証明書番号 | *******-*** |