「頭と尻尾はくれてやれ」。
株式投資に見られる教訓・戒めを端的に表した格言の一つです。
株式投資家は、最安値で買いたい、最高値で売りたい、のが心理ですが、
底値や天井を捉えられるほど、人間は神様ではないので、余裕を持たし、
底値を確認して上がり始めを買い、天井を確認してから下がり始めで売る、
そんな余裕を持った投資を進める格言です。
頭や尻尾を取りに行くな、というこの格言は、不動産投資にも当てはまります。
新築マンションは、新築プレミアムが思いっきり乗っている為、不動産投資で
仕込むにはマイナススタートであるため、新築プレミアムが落ち着いた頃を
仕込むべきで、新築ほやほや時は買わない、頭はくれてやるべき、が合理的です。
方や、マンションの年数が熟してくると、修繕引当金が足らないのはあるある、
修繕に当たり持ち出しが必要となると、マンション住民同士で合意が得られない、
住民同士がてんで違う方を向いて協調意識無し、合意形成もなくフリーズしたまま
事態が悪化するため、適当なタイミングで売り逃げし、尻尾はくれてやるべき、は
自然の流れです。
それでは不動産投資では「胴体」をおいしく頂くべきですが、最近は胴体が、
「民度の低下」という外部要因により汚染されてくるという事態が起きているように感じます。
埼玉県川口市、神奈川県川崎市、東京都大田区、など、特定ロケーションによる
民度の低下、また、新しい形態として、特定国からの投資が一極集中する特定マンションの
民度低下、が挙げられ、前者の民度低下は以前からですが、後者の民度低下は、
ここ最近急激に進んでいます。
晴海フラッグが特定国からの投資の「狩場」となり、町の〇〇〇〇タウン化が進み、
町全体、マンション自体の自治・管理が危うくなる可能性があります。お互いきれいに、
お互い気持ちよく、お互い住みやすく、などの論理は通じないので、町の民度の低下も
さることながら、マンション自体の民度の低下が進みます。
マンションは住む人やその街自体の民度に影響を受け、民度低下に見舞われずに済めば
御の字、斯様な民度低下に見舞われた場合に、不動産投資の悲劇が起きえます。
方や、アンティークコイン投資は、民度低下による資産価値の下落、ということが全くなく、
むしろ不景気による価格上昇、好景気による価格上昇、と全て価格上昇につながる
アンティークコインは優れた投資先と言えます。
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