

商品説明
当銀貨は、かつてドイツ領ニューギニア(1884年〜1914年)で発行されていた
20マルク金貨等に用いられた「極楽鳥」デザインを、現代に復刻して鋳造された、
200キナの1キロ銀貨です。
当時、ドイツは他の欧米列強に比して植民地化に出遅れていましたが、1884年以降、
未開発の地域へ進出を開始し、そのひとつがドイツ領ニューギニア
(現在のパプアニューギニア)でした。
この地では、通貨単位に「マルク/プフェニング」が採用され、本国ドイツで鋳造された
貨幣が移送されました。そのデザインには、ドイツ人メダリスト/刻印鋳造師である
オットー・シュルツによる「極楽鳥」が刻まれています。
しかし、第一次世界大戦(1914年)およびヴェルサイユ条約(1919年)により、
ドイツは植民地を全て失いました。短命に終わったこのドイツ領ニューギニアから
生まれた「極楽鳥」コインは、その精巧な造形と希少性により、現在でもコレクター市場で
高い人気があります。
そして本銀貨は、その「極楽鳥」を現代の鋳造技術で蘇らせたものです。額面200 キナ、
重量1キロ、銀純度0.999というスケール、鋳造はマット仕上げで、グレードは
PF70 (NGC鑑定)とトップグレードです。
表面デザインには、極楽鳥が民族楽器「クンデュー太鼓」の上に座り、背後に横向きの槍が
描かれた、パプアニューギニアの国章風意匠が配されています。発行年(2020年)と
通貨単位「200キナ」も刻印されています。
裏面デザインには、枝に止まる極楽鳥の姿が表現され、芸術的な魅力も際立ちます。
19世紀末、植民地獲得競争が激化する中、ドイツが出遅れながらも獲得した稀少な地、
ドイツ領ニューギニア。短期間ながら生まれた芸術性の高い「極楽鳥」が、現代において
1キロ銀貨として蘇りました。
当コインをお勧めします。
商品仕様
| 発行・鋳造 | 発行:パプアニューギニア | 鋳造:B. H. マイヤー・クンストプレーゲアンシュタルト社(カルスフェルト/ドイツ) |
|---|---|---|
| 発行年 | 2020年 | |
| 通貨単位 | 200キナ | |
| 直径 | 100.0 mm | |
| 重量 | 1000.0 g | |
| 構成 | 銀 | |
| 純度 | .999 | |
| グレード | PF70 MATTE | |
| 鑑定機関 | NGC | |
| NGC証明書番号 | 6317928-004 |
