商品説明
当銀貨は、神聖ローマ帝国のレオポルト1世(在位:1658年〜1705年)がローマ皇帝の時期、
1701年〜1705年(ND※)にニュルンベルク(ドイツ)で発行された2ターラー銀貨です。
※:刻年なし
ニュルンベルクは早くから神聖ローマ帝国の重要都市であり、帝国議会が最も多く
開催され、歴代のローマ皇帝が居住・滞在したニュルンベルク城があるなど、
ニュルンベルクは神聖ローマ帝国時代で他都市と比べて高い位置付けの都市でした。
そのニュルンベルクの当2ターラー銀貨のデザインについて、
表面は、ニュルンベルクの都市景観と、その上方に、天使がそれぞれ紋章を抱き、
下方には、ニュルンベルク造幣局長のイニシャル、G.F.N.(※1)が刻まれています。
裏面は、レオポルト1世の右向きの肖像、6時〜7時の方向に、ニュルンベルク造幣局の
金型職人のイニシャル、GH(※2)が刻まれています。
※1:ゲオルク・フリードリヒ・ニュルンベルガー
※2:ゲオルク・ハウチュ
エッジはLeaf-type Security Edgeと呼ばれる装飾エッジ(Ornamental Edge)が
施されています。本2ターラー銀貨は大型スラブに格納され、銀貨周囲はプラスチック
支持プレートで囲まれ、エッジが見えにくいですが、本2ターラー銀貨は
装飾エッジのバラエティーです。
(一部、プレインエッジのバラエティーが存在しますが、試鋳貨かと思われます)
2ターラー銀貨の希少性について、ドイツのターラー銀貨全体の発行数は不明なるも、
NGCのレポートから鑑定数で比較すると(※)、ドイツ全体の1ターラー銀貨が
7,515枚に対して、2ターラー銀貨は288枚、4%弱しか存在しない希少性です。
※2024年8月17日現在
NGC Census/Germany Coin Sensus/Germany 1601-1800 Taler
上記2ターラー銀貨288枚のうち、レオポルト1世が神聖ローマ帝国在任中の
ニュルンベルク発行の2ターラー銀貨は7枚のみ(上記プレインエッジを除く)、
2%強しか存在しない希少性です。
コレクター層が分厚い都市景観デザインであること、枚数が圧倒的に少ない
希少性のある2ターラー銀貨であること、当2ターラー銀貨は魅力ある逸品です。
当コインをお勧め致します。
商品仕様
発行国 | ニュルンベルク(ドイツ) |
---|---|
発行年 | 1701年〜05年 |
通貨単位 | 2ターラー |
直径 | 約48 mm |
重量 | 58.01 g |
構成 | 銀 |
純度 | 不明 |
グレード | AU55 |
鑑定機関 | NGC |
NGC証明書番号 | 6141550-002 |