商品説明
当金貨は、神聖ローマ帝国にて、カール7世(在位:1742年〜1745年)が
ローマ皇帝に選任された1742年にレーゲンスブルクで発行された2ダカット金貨です。
神聖ローマ帝国では1437年から約300年に渡り、オーストリア=ハプスブルク家から
ローマ皇帝が輩出されてきました。
オーストリア承継戦争の最中、オーストリアに対抗するプロイセン側の優勢により、
初めて非ハプスブルク家のヴィッテルスバッハ家のカール7世が神聖ローマ帝国皇帝に
選任されました。
その後、オーストリア側の巻き返しにより、皇帝の地位はハプスブルク=ロートリンゲン家側に
移りましたが、カール7世は神聖ローマ帝国の長い歴史に楔を打ち込んだ皇帝となりました。
当2ダカット金貨は、神聖ローマ帝国の帝国議会が開かれる中心地、レーゲンスブルクにて
1742年に発行されました。
表面はカール7世の右向き肖像が描かれ、胸部下、7時の方向にレーゲンスブルク鋳造所の
金型職人の苗字頭文字「Œ」(※1)が刻印されています。
裏面はレーゲンスブルクの都市景観が描かれ、下部にはレーゲンスブルクの紋章、
上部に放射状の三角形のシンボル、4時〜5時の方向にレーゲンスブルク鋳造所所長の
苗字頭文字「B」(※2)が刻印されています。
※1:Christoph Daniel Öxlein
※2:Johann Christoph Busch
レーゲンスブルクの2ダカット金貨のマーケットが動いたのが2024年3月20日、
同じオークションハウスで下記2つの2ダカット金貨が駆け上がりました。
①FR-2514/カール7世(1742年〜45年)←当金貨
→785万円@NGC MS62
②FR-2535a/フランツ1世(1745年〜65年)
→1,199万円@NGC MS62
(オークション手数料、当時の為替レート、消費税含む)
(マーケット詳細についてはお問い合わせください)
発行総数、希少性スケールは不明ですが、NGCの母集団レポートから、
2コインとも、1点〜2点しか鑑定されていないため、R-8(5枚〜10枚)程度であり、
希少性は同程度と推定します。
希少性は同程度の上記2コインが、①が②より割安に実現していたとなると、
①への需要圧力が高まり、次に①がマーケットに出現した時には値が飛んで、
②を飛び越える可能性が大です。
将来、①の価格が②の価格に合わせにいくか、①の価格は②の価格をさらに飛び越えていくか、
不明ながらも楽しみな逸品です。また、当2ダカットは、①で実現したグレードMS62より
魅力のMS62+での評価であり、NGC/PCGS両サービス含め単独トップグレードであるため、
トップグレードオンリーのエンスー(愛好家)の方々の琴線に強烈に触れる逸品です。
このような逸品を、②のMS62グレードの直近実現価格より下回る価格でご提供致しますので、
初めから含み益ありきでスタート可能です。
当2ダカット金貨をお勧め致します。
商品仕様
発行国 | レーゲンスブルク(ドイツ) |
---|---|
発行年 | 1742年 |
通貨単位 | 2ダカット |
直径 | 27mm |
重量 | 6.94 g |
構成 | 金 |
純度 | .986 |
グレード | MS62+ |
鑑定機関 | PCGS |
PCGS証明書番号 | ******** |