



商品説明
当金貨は、自由都市ハンブルク(ドイツ)にて、19世紀初めの流通貨1ドライリンクを
金打ちし、1809年に鋳造された試鋳金貨、パターン金貨です。
表面は、ハンブルクの紋章とハンブルク鋳造所の所長、Hans Schierven Knophの略、H.S.K.が刻印、
裏面は、通貨単位と鋳造年が刻印されています。
ハンブルクの流通貨1ドライリンクは、18世紀中頃〜19世紀中頃まで9種類(=9期間)発行され、
その全期間のうち、金打ち試鋳貨・パターン貨の存在が認識されているのは3期間のみ、
その3期間のうち、1807年〜1809年発行の流通貨1ドライリンクを金打ちし、1809年に
鋳造された試鋳貨、パターン貨が当金貨です。
ハンブルクの流通貨1ドライリンクは、いずれの期間も「ビロン」と呼ばれる、銀.187が
含まれている合金で鋳造されていましたが、金打ち試鋳貨・パターン貨は金.986と豪華な
メタルで試鋳、パターン鋳造されました。
1807年〜1809年の期間中の1ドライリンク試鋳金貨・パターン金貨は、「1807年」鋳造のみと、
カタログ会社・鑑定会社で認識され、当1ドライリンク試鋳金貨・パターン金貨の「1809年」鋳造の
存在を認識していません。カタログ会社・鑑定会社が「1809年」鋳造を認識していないというのは、
「1807年」鋳造に比して鋳造数が(著しく)少ない事が推定されます。その証拠に、鑑定会社NGCは、
1807年鋳造の1ドライリンク試鋳金貨・パターン金貨はカテゴリー分類しているのに対し、
1809年鋳造の当1ドライリンク試鋳金貨・パターン金貨はカテゴリー未分類としており、
通貨を1ドライリンクと同価の「3ペニヒ」としている所に現れています。1809年は、他の
鋳造年と比して著しく鋳造数が少ない「特年」になります。
当コインをお勧め致します。
商品仕様
発行国 | ハンブルク(ドイツ) |
---|---|
発行年 | 1809年 |
通貨単位 | 1ドライリンク(3ペニヒ) |
直径 | 13.0 mm |
重量 | 0.68 g |
構成 | 金 |
純度 | .986 |
グレード | MS63 |
鑑定機関 | NGC |
NGC証明書番号 | 5787554-001 |