商品説明

当ゴールドメダルについて、
1776年のアメリカ独立時にアメリカ最初の硬貨「大陸通貨ドル」が発行され、
1876年にアメリカ独立100周年を記念して大陸通貨ドルのRESTRIKEが発行され、
1961年にそのRESTRIKEの金型が用いられて、1887年20ドル(ダブルイーグル/リバティーヘッド)
サンフランシスコ鋳金貨に上打ちされて製造された金メダルです。

アメリカのイギリスからの独立を協議する13の州からなる「大陸会議」にて、1776年にアメリカ独自の紙幣が発行されましたが、
直に貨幣価値の下落が進み、その対策・代替として、硬貨が発行されました。その硬貨がアメリカ最初の硬貨「大陸通貨ドル」となりました。

19世紀に入っても「大陸通貨ドル」はアメリカ最初の硬貨として人気が高く、1876年のアメリカ独立100周年記念には、
当時の「大陸通貨ドル」がRESTRIKEで再現、記念メダルとして発行されました。

そのRESTRIKEの金型は、アメリカの貨幣学者でもあり、有名オークションハウス、スタックス＆バウワーズのファウンダー、
デビッド・バウワーズの手に渡り、1962年(またはそれ以降)、この金型を用い、様々な金属材質でメダルが複数枚発行されました。

それらのメダル発行に先立ち、前年1961年にデビッド・バウワーズは、この金型を用いて、
1887年発行のアメリカ20ドル金貨(サンフランシスコ鋳造所製造)に上打ちして、当金メダルを試作しました。

NGCの見極めによれば、表面のCONTINENTALとCURRENCYの間、1887年の「88」が非常にかすかに見え、
さらにCURRENCYのCに「7」がかかった位置に非常にかすかに見えるとのこと、NGCは実際には肉眼でなく
非破壊検査等で確認していると思われます(裏面のサンフランシスコの「S」は上打ちした刻印が強く肉眼での識別は不可能です)。

アメリカ最初の硬貨「大陸通貨ドル」が18世紀に登場、19世紀にオリジナル硬貨のRESTRIKEが登場、
20世紀にRESTRIKEの金型を用いて、19世紀の20ドル金貨に上打ちして生まれたRESTRIKEの試作品が当金メダルです。

アメリカ最初のコインが生まれてから現代までそのスピリットを継承したRESTRIKEのゴールド打ちの当金メダルは
試作品として生まれた一点物であり、公的鋳造所が製造すれば、PATTERN、ESSAI、試鋳貨と呼ばれるコインに相当します。

発行の歴史を背負ったメダルが一点だけで世界に存在する孤高感を自らの人生と重なり合う方にお勧めします。

商品仕様