商品説明
当金貨は、スペイン・ハプスブルク家が全盛期の16世紀後半、フェリペ2世(在位:1556年〜1598年)統治の下、支配地フランドル(ベルギー)で発行されたレアル金貨です。
当時、ハプスブルク家は、神聖ローマ帝国を支配するオーストリア・ハプスブルク家と、スペインとその属国を支配するスペイン・ハプスブルク家とでヨーロッパを2分していました。
スペイン・ハプスブルク家はヨーロッパのみならず、南アメリカ・中央アメリカの大半、北アメリカの一部、フィリピン、西インド諸島まで広範な勢力を誇っていました。
そのスペイン・ハプスブルク家では、本拠地スペインに次ぎ、フランドルが大航海時代の恩恵を受け、商業革命が起き、商業が大きく発展し、大都市として成長しました。
その大都市フランドルのブルージュ鋳造所で当レアル金貨は発行されました。
表面はフェリペ2世の横顔、肖像部分の金型は浅め、レジェント部分の金型は深めの仕様です。
裏面はフェリペ2世の紋章、紋章およびレジェンドはいずれも金型が深めの仕様、クリスピーさが効いており、MS65クラスの刻印のメリハリ度合いです。
当レアル金貨は、世界で広範な支配地域を誇るスペイン・ハプスブルク家の属国の中で一番の主要経済都市の発行通貨であるも、NGCにて1点のみの鑑定品であり、PCGSには鑑定がないため、世界でオンリーワングレードの逸品です。
政治力・軍事力・支配力など、国家・支配者などの当時の力を背景にそれらがコインの人気・バリューに反映してきますが、当レアル金貨は強大な支配力を背景に発行されたものであるにも関わらず着目されていない穴場的なコインです。
コインの素性・属性を見極め、コインのバリューを先取りしていく方にお勧めします。
当コインをお勧め致します。
商品仕様
発行国 | ブルージュ(フランドル伯領/後のスペイン領ネーデルラント/後のベルギー) |
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発行年 | 1555年〜1576年 |
通貨単位 | 1レアル |
直径 | 約27mm |
重量 | 5.31g |
構成 | 金 |
グレード | MS62 |
鑑定機関 | NGC |
NGC証明書番号 | *******-*** |