ロシアのウクライナ侵攻とアンティークコイン

カテゴリー:コイン時事, お知らせ, ブログ

ロシアのウクライナ侵攻で、ロシアコインのマーケットが痩せた兆候が出ています。
2022年2月24日にロシアがウクライナに侵攻、その日を境に前後3ヶ月、
主要オークションで、MS限定、ゴールド限定、10,000ドル以上の成約は、
侵攻前で3件(通貨2件、メダル1件)、侵攻後で2件(通貨0件、メダル2件)です。
(侵攻前:2021年11月24日〜2022年2月23日、侵攻後:2022年2月24日〜2022年5月28日)

着目点は、層の厚さの指標の「通貨」の成約が侵攻後にはゼロになった事です。
(メダルは単発スポット的要素が強く、必ずしも層の厚さを意味しません)

ウクライナ侵攻の前後3ヶ月という期間設定ではありますが、マーケットでの
ロシアコインの全面拒否の動きは「今のところ」なく、出品者の躊躇という形で
マーケットが痩せ始めてきていると考えられます。

機関投資家(年金基金など)がコインをポートフォリオに組み込んでいる例もあり、
ロシアコインの新規組み込み禁止、既に組み込んでいる場合は放出、という動きも
既に進んでいるかも知れません。
(シェルのサハリン2撤退も同じ考えでしょう)

アンティークコインは世界の情勢に影響を受けにくいとはいうものの、
今回の件は筋が悪く、ロシアコインの保有者は戻ってくるまで耐え続けられるのであれば耐え、
耐え続ける年数に余裕がなければ早く損切りして手放すことをお勧めします。

当店ショップURL
https://shop.edgycoins.com/