

商品説明
当金貨は、ネーデルラント連邦共和国(オランダ)のホラント州にて、
贈呈用として発行された6スタイバー金貨です(1759年発行)。
ネーデルラント連邦共和国は、6スタイバー銀貨を通常貨として、
17世紀〜18世紀の間に発行、流通させており、海上交易国家ならでは、
国内流通だけではなく、航海や貿易の場で使われていました。
6スタイバー銀貨は、クリッパー帆船のデザインもさることながら、
サイズ・重量が当時のイギリスのシリングに似ていたことから、
「シップシリング」と呼ばれ、価値も6スタイバー銀貨は1シリング銀貨相当とされました。
オランダのアイデンティティーを背負い、海上交易国家として、その象徴の
クリッパー帆船をデザインに持つ6スタイバー銀貨をベースに、
「贈呈用」として、2ダカット相当の金重量で金打ち(オフメタルストライク)
された金貨が、当6スタイバー金貨です。
当6スタイバー金貨は、1670年〜1794年に渡り、非流通貨として、
贈呈用に年に1点〜数点程度のみ発行されました。発行に当たっての
オリジナルの6スタイバー銀貨が廃止された1761年以降も、
6スタイバー金貨は発行されました。
表面は、オランダは海上交易国家であり、その象徴としてクリッパー帆船が描かれ、
裏面は、ホラント州の紋章とその上部に王冠を頂き、通貨単位が左右分かれて配置、
下部に発行年が刻まれています。
当時、オランダは海上帝国として黄金時代を迎え、世界最大の商船団
(推定2,000〜3,000隻)を抱え、東インド会社、西インド会社を通じて、
アジア、アフリカ、アメリカと交易していた超大国が、その海上帝国の
アイデンティティーを象徴するクリッパー帆船デザインの6スタイバー金貨を、
年に数点のみ発行していたこと、贈呈用として限られた対象者のみに発行されたこと、
この6スタイバー金貨は、発行の背景もさることながら、希少性を高める要素に
恵まれた、貴重な逸品です。
当金貨をお勧めします。
商品仕様
発行国 | ドルドレヒト(オランダ) |
---|---|
発行年 | 1759年 |
通貨単位 | 6スタイバー |
直径 | 26.0mm |
重量 | 6.89g |
構成 | 金 |
純度 | .986 |
グレード | MS62 |
鑑定機関 | NGC |
NGC証明書番号 | 6681965-006 |