商品説明
当ゴールドメダルは、エチオピアのメネリク2世(在位:1889年〜1913年)治世下、
エチオピア皇帝就任に際して発行(推定)されたゴールドメダルです。
エチオピア帝国はメネリク2世の治世下で、社会インフラの整備を進め、
軍の近代化も進めていた最中、エチオピアの植民地化を狙うイタリアの干渉から
両国の戦争が勃発しました。軍備増強していたエチオピアはイタリアを駆逐し、
ヨーロッパ諸国からは「アフリカが勝ち取った最大の軍事的勝利」として捉えられ、
エチオピアは独立国として承認されました。そのため、メネリク2世は、
エチオピアの中興の祖、創始者として捉えられています。
アフリカのもう一つの独立国、リベリアはアメリカが睨みを効かせていたため、
ヨーロッパ諸国がエチオピアに手を出せなかった事情があり、自国だけで
独立を勝ち取り維持した国は、アフリカでエチオピアが唯一の国であり、
その勝利を導いたのがメネリク2世皇帝でした。
そのメネリク2世のエチオピア皇帝就任記念に際して、高位者向け贈答用として
発行されたと推定されるゴールドメダルが当メダルになります。
表面は、メネリク2世の右向き胸像、上部には「ユダの小獅子」が描かれた盾、
胸像下には、ゲエズ語で「ምኒልክ」(マネリク)と刻印されています。
裏面は、聖ジョージの竜退治が描かれています。
当ゴールドメダルは高位者向け贈答用として発行され、推定5枚のみ、
PCGSでは当メダルのみMS62評価でのオンリーワングレード、
NGCに鑑定品はあるもMS60である為、両鑑定サービスにおいて、
当ゴールドメダルは単独トップグレードです。
アフリカでヨーロッパ列強による植民地化の触手を自国だけの力で蹴散らした
唯一の国エチオピア、自国強化を自ら始めて、自らその強さをアフリカ、ヨーロッパに
証明したエチオピア皇帝メネリク2世の、皇帝就任ゴールドメダルは、
発行数が決定的に少ない点を含め、歴史的背景を背負った稀有のゴールドメダルです。
当メダルをお勧め致します。
商品仕様
発行国 | アディスアベバ(エチオピア) |
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発行年 | 不明(推定1889年) |
通貨単位 | 金メダル |
直径 | 52.8 mm(縦) * 44.0 mm(横) |
重量 | 30.01 g |
構成 | 金 |
純度 | 不明 |
グレード | MS62 |
鑑定機関 | PCGS |
PCGS証明書番号 | 44218132 |