商品説明
当銀貨は、ドイツのニュルンベルクで発行された市庁舎ターラーシリーズのうち、
刻年はないものの(ND)、1688年に発行された1ターラー銀貨です。
ニュルンベルクは早くから神聖ローマ帝国の重要都市であり、その重要都市の
政策を司るニュルンベルクの市庁舎は、意思決定の中心・権力の象徴であり、
ニュルンベルクで発行されるコイン/メダルにはたびたび市庁舎のデザインが
用いられました。
そのニュルンベルク市庁舎1ターラー銀貨のデザインについて、
表面は、ニュルンベルクの市庁舎の上には冠を被った鷲、また、市庁舎の前には
座したニュルンベルクの女神が描かれています。
裏面は、ニュルンベルクの都市景観の上に神の目(プロビデンスの目)が描かれています。
現代のコインコレクションにおいては、テーマに沿ったコレクションがなされており、
当1ターラー銀貨は、「市庁舎シリーズ」のうち、ターラーに限定した、
「市庁舎ターラーシリーズ」の一つになります。しかも、「都市景観シリーズ」とも
重なっており、コレクション上は、二大テーマを伏せ持ち、魅力倍増です。
その1ターラー銀貨、1688年発行のニュルンベルク市庁舎1ターラー銀貨には
兄弟のように2種のターラー銀貨が存在します(以下、カタログ名+カタログ番号)。
①DAVENPORT-5664/KELLNER-261/ERLANGER-631/DSD(※1)←当銀貨
→見分けポイント2点:表面の2つのドアが閉まっている。表面に「DSD」と入っている。
②DAVENPORT-5663/KELLNER-260/ERLANGER-630/PHM(※2)
→見分けポイント2点:表面の2つのドアが開いている。表面に「PHM」と入っている。
(※1)DSD:Daniel Sigmund Dockler(ミントマスター名)
(※2)PHM:Philipp Heinrich Müller(ミントマスター名)
この2つの1ターラー銀貨のマーケット価格が動き出したのは2023年1月、
当1ターラー銀貨と同じ、①のトップグレードMS64が300万円強(当時為替レート/消費税込)を
実現、さらに当高値実現に感化されてか、2023年10月に、②の2ターラー銀貨が
鑑定されていない裸コインであるにも関わらず、1300万円弱(当時為替レート/消費税込)を
実現しました(マーケット詳細についてはお問い合わせください)。
当1ターラー銀貨は、①のセカンドグレードMS62であり、暴騰の息吹が生まれています。
「市庁舎ターラーシリーズ」と「都市景観シリーズ」を伏せ持っている、価格暴騰前夜の
当1ターラー銀貨をお勧め致します。
商品仕様
発行国 | ニュルンベルク(ドイツ) |
---|---|
発行年 | 1688年 |
通貨単位 | 1ターラー |
直径 | 46mm |
重量 | 約29.00 g |
構成 | 銀 |
純度 | 不明 |
グレード | MS62 |
鑑定機関 | NGC |
NGC証明書番号 | *******-*** |